Archive for 9 月, 2009

 

 ドーブネワイン会についてです。

 

 ドーブネはマダム・ルロワが自らの意図と信念をもってワイン造りをすることができるドメーヌです。

 何のしがらみもなく作るワインには無理な抽出など一切見られません。

 

 そのためにビンテージによるキャラクターの違いやキュベによる味わいの差も非常によく表現されます。

 

 もちろん、全てにドーブネ香といわれるような共通した香りもあるのですが、

 数回飲む機会があればおのずと違いがわかってきます。

 

 

 今回のワインは白中心。

 

 

 (ドーブネのほかにボルドーやシャンパーニュなどもあります。)

 

 2005年のムルソー

 他のキュベを飲まなければ堂々の主役を晴れるほどのワインかもしれません。

 現代的なフレッシュなムルソーの要素をたぶんに持ちつつも、オイリーで力強く

 ドーブネらしい強烈なミネラルが感じられます。

 

 2005年 ムルソー ナルボー

 はじけるような果実味。村名ムルソーに比べると迫力がぐんと増してきます。

 果実味がミネラルに負けないために、ワインは均整が取れてとても美しいイメージがわいてきます。

 うーん。美味しい。

 

 2004年 ムルソー  プルミエ・クリュ グット・ドール

 最初はおとなしいのです。そしてだんだんうねるように力強い香りが迫ってきます。

 金属的な、焼けるような、たんぱく質のような・・・なんともいえない香りの後、

 フル-ツとミネラル。隠しようもない強烈で繊細な酸味が爆発します。

 素晴らしいワインはいつだって、矛盾を抱えます。

 強烈で力強い酸なのに繊細できめ細かく優しい口当たりなのです。

 これじゃ、高いよなー・・・と思わざるを得ないワインです。

 

 

 ネゴシアン・ルロワのショレイはいまいちパッとしなかったのですが、

 ドーブネの状態は全て素晴らしかったと思います。

 

 本当に素晴らしいワインです。

 

 

 僕の“美味しいワイン”の定義は“ドーブネ”の味がベースになっています。

 今回もその素晴らしさを再確認できました。

 

 

 さて、次回はマリアージュについてです。

 ドーブネ相手に悪戦苦闘する僕の愚痴のような更新です(笑)。

 

 

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 ちょっとばたばたしていて更新ができないでいました。

 

 ごめんなさい。

 

 

 先日ドーブネワイン会が無事終わりました。

 

 僕にとってドーブネというワインはあまりにも特別なワインで、

 本当は、ワインの説明を含めドーブネについて僕が話したい気持ちでいっぱいでした。

 

 ですが、それはお師匠にお任せしつつ、僕は料理に専念しました。

 

 いつだって、エスプリ・デュ・ヴァンのワインとのマリアージュを考えることは刺激的で、

 本当に状態の良いワインを相手にする厳しさをいつも感じています。

 

 そんな中でのドーブネ。

 

 あまりにも神経をつかったのか、会が終わった後何日か放心してしまいました。。。

 

 

 でも、参加していただいた皆様に褒めていただいてよかった。

 楽しそうに、おいしそうにワインと食事をされている参加した皆様の姿を見て

 僕は、やっと安心ができます。

 

 

 その話はまた後日書きたいと思います。

 

 

 

 

 最近素晴らしいボルドーワインがvin et cuisine A.k.に入荷しています。

 

 シャトー トゥージナス 2004

 

 輸入元はもちろんエスプリ・デュ・ヴァン

 あくまで輸入元が重要です。

 

 このワイン。

 ボルドーやパリのビストロのおいしいお店に出てくるようなクオリティーです。

  

 フランスに旅行された方がワインにおいしい思い出を持ち帰ってこられる時、

 実はそこにワインの状態というものが大きく関わっています。

 

 フランスで一般に流通しているワインが全て状態が良いかといえばそうではないんです。

 やっぱりちゃんとしたお店でないと状態の良いワインは置いてないんです。

 

 フランスでワインがおいしくなかった思い出がある方。

 それは、ひょっとしたら状態のせいかも知れません。

 

 

 今回入荷したトゥージナスはまさに今飲み頃。

 vin et cuisine A.k.では、ボトルで3800円。

 決して高いワインではないですが、本当においしいワインの柔らかさや深みを

 気軽に味わえます。

 

 ぜひ、お試しください。。

 

 

 

 お知らせです。

 9月27日(日)、28日(月)は連休させていただきます。

 よろしくお願い申し上げます。

 

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20
9 月

9月の営業日

   Posted by: wine    in vin et cuisine  A.k.の話

 

 こんにちは。

 

 今日はおひさまも出ておだやかな天気。

 気持ちがいいので少しお散歩をしました。

 

 これからの営業予定です。

 本日は通常通り営業。

 21日月曜日お休みをいただきます。

 22日~26日通常営業。

 27日、28日と連休させていただきます。

 29日より通常営業

 となります。

 

 ワインが美味しい季節になってきました。

 夏の暑い日にボルドーのしっかりとしたワインを飲んでもちょっと疲れてしまいますが、

 日差しが柔らかく、涼しい風を感じるようになる頃から、なんだかとても美味しくなってきます。

 

 いくつか美味しいボルドーを最近飲みましたが、やっぱりいいですね。

 

 あさってはいよいよドーブネの会ですが、

 次回のブログでは、ボルドーワインのおすすめなどかいてみたいと思います。

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 22日のドーブネのワイン会は、おかげさまで定員に達しました。

 こんな時代に嬉しい限りです。

 

 確かにすごいワインですし、原価率のことなどを考えれば、

 なかなか実現することが難しい素晴らしいワイン会なのですが、

 やっぱりとっても嬉しい。

 

 お申し込みいただいたお客様に心より感謝申し上げます。

(ちなみに人数が増えた分は何らかのワインを増やしつつ対応しますので、まだお申し込みいただけます。)

 

 

 今日は、とっても大きな問屋さんのイベントに行ったのですが、

 すごい量のワインが試飲に供されていました。

 

 全部を試すことはとても無理なので、なんやかんやと選びつつ先に進んでいくのですが、

 酔っ払ってくるとだんだん味や値段がわからなくなります。

 ふいーっ。。。。

 

 美味しい!

 と思って大体の値段を予測。

 そして思った値段より安ければ、そのワインは“買い”ですし、

 思った値段より高ければ、“待て”です。

 

 正直試飲しているトータル数に対して、vin et cuisine A.k.で買うワインは

 1%に満たないと思います。

 

 酒屋さんの場合はもっと幅広いニーズに応えるために、買う確率はもっと高いでしょうし、

 大きいレストランも同様だと思います。

 

 個人でやっている小さなレストランはあまり制約なく、

 自分が“良い”と判断したものを選びます。

 自由度が高いためお店の個性は相当出ますよね。。

 

 

 味の好みというものは、本当に人それぞれで、

 同じものを“美味しい”という人もいれば、“まずい”という人もいます。

 ワインを売る人にとっては当たり前でも、

 飲む側のお客さんにとっては、なかなか信じられないことだと思います。

 

 僕たちにとっては、180度の評価の違いなどということはしょっちゅう出会うことです。

 だから個人の趣向だけで、プロはワインを評価してはいけません。

 色々な角度からワインを評価します。

 

 僕にとってその色々な角度の評価で一番大切なのは“ワインの状態”ですね。

 これだけは、ある程度の確実性をもって保証できますから。

 

 話を戻します。

 つまり“自分が美味しい”と思うから絶対高品質。

 “不味い”と思ったら品質が悪い。

 

 なんてことは、まったくないわけです。

 

 美味しくて、状態がよい。

 主観と客観があわさって、初めてお店にワイン登場です。

 

 

 この過程を丁寧にすればするほど、ワインに愛情が芽生えますから、とても大切に扱います。

 

 

 

 お店のオーナーによって基準は違うので、品揃えも色々になると思います。

 そこに個性が出てきて、色々なお店がある。

 とても楽しいことだと思います。

 

 

 最初は“すべてのひとに満足いただくことが大切なんだ”

 と思っていました。

 でもそれは無理ですね。

 

 

 お客さんには選ぶ自由があります。

 

 僕たちは自分に賛同してくれるお客さんをひたすら待つわけです。

 

 でも、それでいいんだ。。

 

 と最近思うようになりました。

 

 

 そうしたらとても気持ちが楽になりました。

 これは、本当にありがたいことです。

 

 

 確かに、繁盛するのは嬉しく、ヒマな時は悲しいです。

 

 でもあくまでクオリティーは保ちたい。

 お客さんの喜ぶ顔がみたい。

 

 ソムリエとしての僕の存在価値は、そこにしか見出せません。

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 人は人からしか、本当の喜びというものを得られないのかな・・・と思います。

 

 確かに人の誤解や悪意などで時に傷つくことがあっても、

 それでも自分を信じて、努力を続けていると、やっぱり人が認めてくれて

 “ああ、自分を信じてよかった・・・。”

 

 と思うことができる。

 

 まったくもって面倒くさくて、時に投げ出したくなっても

 従業員の成長や友人が助けてくれたり、お客さんが応援してくれたりすることで

 また、立ち上がることができる。

 

 

 嬉しいことが三つありました。

 

 1つは尊敬する先輩がお店に来てくれたこと。

 元気で明るくて、いつも応援してくれる大好きな先輩で

 日本料理の先生 温石会の入江さん。

 いつも僕のことをたてて、褒めてくださる。

 

 でもおせわになっているのは、本当は僕。

 仕事の都合でなかなかワークショップに参加することはできないけど、

 入江さんには、教えて欲しいことばかり。

 日本酒と懐石料理を奥深く探求する姿勢。

 尊敬してやみません。

  http://moon.ap.teacup.com/onjakukaitop/

 (温石会のブログ 日本料理と日本酒に興味のある方はぜひ・・・)

 

 2つ目

 友が就職を決めたこと

 この難しい時代に大好きなデザインの仕事で新たに帆を広げ旅立ちます。

 たまらなく嬉しい。

 

 そして、最後にそのことを祝って、

 お客様がご自分の飲まれているワインを下さって、みんなで乾杯してくれたこと。

  

 

 Pensées de Lafleur 2004 パンセ・ド・ラフルール

 

 あの、ラフルールのセカンドワイン。

 ポムロールの至宝ペトリュスと並び賞される偉大なラフルールのセカンドワインです。

 

 この素晴らしいワインを惜しげもなく、みなに振舞うやさしさ。

 

 感謝、感謝。

 

 

 長い余韻。ゆうに20秒を超えます。

 森の香り、シガーの香り、なめし皮の香り。

 次々と浮かび上がる芳香に惹きこまれます。

 

 アルコール度は、13.5度と記載されていますが、もう少し低く感じます。

 パワフルさとは無縁のエレガントなワインです。

 

 

 “自分の良心に照らし、常に高品質なワインを提供する。”

 もちろん、経済的事情などの自分の身の丈にあった範囲という制限はつくけれど、

 僕にはこれしかできない。

 

 “金額の多寡に関わらず、素晴らしい品質のワインを。”

  vin et cuisine A.k.の仕事であろうと、OISIXの仕事であろうと、僕が関わるものすべてが

 このことのみであること。

 

 

 

 

 このワインの入ったグラスをしばらく手放すことができない僕がいました。

 

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