Archive for 5 月, 2009
シャンボール・ミュジニーの会 報告3
シャンボールとヴォーヌ・ロマネのテイスティング上の違いについて。
シャンボールとヴォーヌ・ロマネの個性ってすごく難しいんです。
物の本では両者はとても違う!と書かれていますが、ミネラルの質や酸の質は、
そのほかのニュイの村やコート・ド・ボーヌに比べるととても良く似ています。
また、ヴォーヌ・ロマネにはスパイシーさというキャラクターがよく言われるし、
僕もそれはまま感じますが、どちらかというとそれは、作り手の個性といったほうが良いかもしれません。
というのは、ヴォーヌ・ロマネのワインにもスパイシーさがあまり感じられないものがあるからです。
また、質の差を云々しなければ、スパイシーさはジュブレーにもシャンボールにも見られますし、
ニュイ・サン・ジョルジュにも感じられます。
質的に似ているのは、シャンボールとヴォーヌ・ロマネのスパイシーさなのですが、
DRCやルロワのそれとヴォギュエやルーミエのスパイシーさは、ずいぶんと違うように思えます。
さて、テイスティング上での、シャンボールとヴォーヌ・ロマネの違いのキーポイントですが、
僕が思うにそれは、タンニンです。
一般に
シャンボールは繊細でミネラリー、味わいの密度というよりは
ミネラリーな酒質にそのテロワールは表現されるといわれますが、
作り手。
例えば、ロベール・グロフィエやペロミノ。
ミネラリーで繊細な個性にくわえて、果実味の密度は非常に高く、スパイシーさもたぶんに感じられます。
またヴォーヌ・ロマネの一般的なイメージ。
豪華で芳醇な香り。スパイシーさを持ち合わせた優雅な余韻。
では、ジュルジュ・ノエラなどはどうでしょう。
とてもミネラリーで繊細です。豪華で芳醇というよりは、品を伴った端正な芳香というイメージがピッタリするように思います。
というわけで、作り手というファクターが入ってくるともう本当に難しいのですが、
タンニンという部分に着目すると、線が細く硬いタンニンのシャンボールに比べると
ヴォーヌ・ロマネの厚みがありしっかりとしたタンニンという要素の違いは作り手の要素を含めても
ある程度有用な差だと思います。
(ただし、2003年や2005年の場合はちょっと難しいかもしれません・・・)
今回の会では、
オーレリアン・ヴェルデの2006 シャンボールとヴォーヌ・ロマネ
アミオ・セルヴェルのシャンボール 2006
フレデリック・マニアン 2004(だったかな・・・)
ジスレーヌ・バルトー 2004
ジャック・フレデリック・ミニュエ 2005
の村名シャンボールのブラインド比較と相成りましたが、
うん!たぶん、タンニンに着目すれば正解は可能だったように思います。
もちろん、ちゃんとした状態のワインは全て美味しかったので、シャンボールのキャラクターは出ていましたし、
オーレリアンのヴォーヌ・ロマネのキャラクターもしっかりと出ていました。
オープンにした後は、本当にわかりやすかったし、楽しかったですね。
ちなみに、ぼくが美味しかったのは、オーレリアンのワインとジスレーヌ・バルトーでした。
特にバルトーはとても優美なワインでした。
樽の化粧に頼らない、葡萄の質で勝負したすばらしいワインです。
昔、某ワインバーで飲んだときに微発泡していてとてもがっかりした覚えのある作り手だったんですけど、
今回でイメージ変わりました。
とても美味しかったです。
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シャンボールミュジニーの会 報告 2
さて、シャンボール村について。
シャンボール村はワインに力強さを与える粘土が総じて少ないといわれ、
基盤岩である石灰岩が表土にまでせまっているところも多く、砂礫層の中でところどころ
露出しているところもあるようです。
そのため、
シャンボール村のワインに現れるものは濃密な力強い味わいというよりは、
フィネス。
繊細で華やか。ミネラルを表現する出で立ちというところでしょうか。
そして、そのシャンボール村の中でも2つのグランクリュを中心として、いくつかのタイプに分かれます。
ミュジニーとボンヌマ-ル。
ミュジニーとボンヌ・マールの周りにはそれぞれプルミエクリュの畑が広がりますが、
それぞれのグランクリュの影響を多分に受けるようです。
僕が思うに、ミュジニーとボンヌ・マールはあまりにも違うグラン・クリュです。
あまりにもシャンボール的なミュジニーに対し、
ボンヌ・マールはスケールが大きく、果実味に富んだリッチなワインになる傾向があるように思います。
そのため、今回のシャンボールの会はあえて、ボンヌ・マールを少し脇にずらして、
グランクリュ ミュジニーを 中心に構成しました。
またミュジニーとボンヌ・マールにはさまれた村の中心部周辺の地域。
シャンボール渓谷の扇状地とその丘陵に存在するプルミエクリュと村名畑。
そこにもフォーカスを当てたいと思い、1つヴォーヌ・ロマネのワインを混ぜた
ブラインドテイスティングをしてみることにしました。
一般に扇状地の丘陵上部つまりは村の西側
と
プルミエクリュをはさんで丘陵の下部に位置するつまりは東側(国道74号線の傍)
に村名畑があり、
それぞれのワインはブレンドされて、シャンボールミュジニーAOCとなる場合が多いようです。
それらのワインとヴォーヌロマネ。
はっきりとした個性の違いが見えると面白いと思います。
最初に村名のブラインド。
後はゆっくりとミュジニーとプルミエクリュ。
そして食事が楽しめればいいなーという感じで会を構成したわけです。
続きはまた次回。
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こんにちは。
今日はお休みで、ゆっくりとすごしています。
あしたには、シャンボールミュジニーの続きをアップしようと思いますが、
きょうは、vin et cuisine A.k.の大切なお客様。
star poets galleryさんのイベントのお知らせを・・・。
柔らかで華やかな染物。
色が織り成す多元的な世界。
(詳しくはこちらをご覧ください↓)
http://www.star-poets.com/gallery/history/umuwaka/index.html
僕もお散歩がてら観にいきたいな~と思っています。
金曜日あたりにいけるといいな~。。。
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