こんばんは。
今日は珠玉のワイン会、赤ワイン2本目。
カーゼバッセについてです。

カーゼバッセについては以前のブログでも書いたので、今日は少し違った視点で書きたいと思います。
(http://www.tsukui.info/wordpress/?p=346で書きました。
テイスティングコメントはこんな感じ
→ 赤い果実味がメインですが、この果実をなんとたとえたらいいのか・・・。
複雑な幾種類もの果実味ですが、どこにもないような果実のような感じもします。
クランベリーの土の要素を持った甘い香りに、佐藤錦の甘酸っぱさ、そこにマンゴスチンのような香り高さが加わります。
揮発酸の要素も感じますが、先の果実味にあいまってワインに複雑さを与えます。
しっかりと力強いタンニン。でも、エレガント。
端正な酒質がその強いタンニンを感じるまでをきれいに引っ張っていくため、強いタンニンも受け入れやすく、
比較的早くからワインを楽しむことが出来ます。)
大体、珠玉のワイン会でもこんな感じの味わいで素晴らしかったのですが、
この日にカーゼバッセの飲み頃はいつなんだろう?
ということが話題になりました。
ワインの飲み頃っていつなんでしょうか・・・・。
“03のブルゴーニュは今が飲み頃だよね~ とか・・”
“95はまだまだだね。 とか・・・”
“05のボルドーを今開けるなんてとんでもない・・・”
とか、色々言われます。
“ワインって難しいよね~”と、言われるひとつの要因は
ワインによって、ヴィンテージによって、産地によって、
飲み頃が変わってくるということがあるかもしれません。
僕自身はあまりにも強く熟成感が出たものは、少し敬遠します。
ワインの中に果実味が残っていて、バランスが取れているものを評価します。
また、仮にブラインドワインをするとして、そのワインを当てられるかどうか・・・
ワインのキャラクターが熟成という現象に覆い隠されていないか?を基準とします。
今年一番素晴らしかったのはクロード・デュガのジュブレ・シャンベルタン 1erの95でしたが、
あのワインも、
黒と赤の果実味が共存し、
口の中がポーット熱くなるような感覚、
黒いベールが全体を包んでいるような質感
という、良質なジュブレのワインに見られる特徴がありながら、
ドライフラワーやドライフルーツのような芳香、
なめらかな質感、
優しく控えめになった酸味と甘みが織り成す熟成にしか見られないハーモニー
という熟成に由来する喜びが共存していました。
僕のテイスティングからすればカーゼバッセは今飲んでも美味しいと思います。
ですが、やっぱりあと5年、10年と経てば、なかなかめぐり合うことの出来ない香りと味わいを持って、ワインは生まれ変わっていると思います。(待てれば!という条件付ですけど(笑))
ですから、熟成させたほうがいいかもしれません。
ただ、熟成をあまりにも重要視し過ぎるのも問題だと思っています。
飲み頃はいつなのか??
を追い求めすぎて、飲み頃を逃す事もありえますし、
熟成がワインの個性を消してしまうこともありえます。
特に酸化熟成に由来する日本酒の“ひね香”と言われるような・・、
あるいは糠漬けなどで感じられるあの、風味。。
嫌いではないですが、あまりにも強すぎると他の要素を消してしまうような気がします。
よく“ワインが熟成しないとキャラクターが出ない”と書いてある本などもあります。
でも、あれは一部の限られたワインやその人の趣向が大きく影響しているように思います。
僕にはある程度ワインが若い方がブラインドテイスティングは当てやすいように思うのです。
ワインの飲み頃はいつか??
という問題は、本当に難しい。
ある程度の熟成をしてから後は、個人の趣向に大きく左右される問題だと思います。
一般化することは、不可能かもしれませんね。

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