メルシャンの歴史
さて、今日はシャトーメルシャンの歴史です。
いろいろなホームページで紹介されていますが、よかったらそちらもご参照ください。
(おすすめのホームページはこちら) http://www.kirin.co.jp/about/area/kanshinetsu/yamanashi/0710katsunuma/index.html
先ずシャトーメルシャンの歴史の概略です。
メルシャンのそもそもは大日本山梨葡萄酒会社。この会社が1877年に創立され、二人の留学生、高野正誠、土屋龍憲がフランスに留学したことによって全てが始まりました。
時は明治。殖産興業の時代。ワイン造りもその一環として立ち上がった産業です。日本が他の分野でもそうだったように優秀な若者をヨーロッパやアメリカなど先進国に送り込み、技術を学び、それを日本に持ち帰り、産業として花開かせる。
ワインもまた同じ道をたどろうとしていました。
しかし、ワイン。
どうやらただの産業ではなかったようです。
なかなかうまくいきません。
気候が違う。土壌が違う。そして何より文化が違う。
文化的産物としてあまりにも人の生活に根ざしたワインが、日本の地になじみ受け容れられるためには想像を絶する時間と努力が必要でした。
長い道のりを経て、戦後第一号のブランドとして“メルシャン”は、1949年に生まれました。
その後、国際的なコンク−ルなどで、何度も評価され、1970年にはシャトーメルシャンという名を冠しました。
そして今ではワインファンなら誰でも知っている桔梗が原メルローや、甲州きいろ香などを生産しているわけです。
歴史概略 終わり
さて、資料館はこの建物です。
かつては醸造所として使われていた建物。どこか風情がありますね。
そしてお隣には最古の醸造所の名残があります。
今では、公に寄付され、これから改修工事が進んでいくそうです。
資料館の内部、入り口のすぐそばに明治の圧搾機があります。
なんとこの圧搾機、留学した二人のメモを基に作成されました。
そのメモが恐ろしく精緻で、びっくりします。
最初見ているときになんだかシャンパーニュの圧搾機っぽいなーと思っていたら、彼らの留学先がシャンパーニュだと教えていただきました。
留学先は当然、ボルドーかブルゴーニュだろうと思い込んでいたので実に意外でした。
資料館には他にもいっぱい面白いものがあるのですが、それらを見ていると先人たちのワインへの情熱を今でもひしひしと感じます。
時々仕事をしているとあせりで気持ちがどうにかなりそうな時があります。
でも、ワイン会の先輩たちの息吹を感じ、彼らの努力を思うと、気持ちが和らぎます。
大丈夫だ!と理解することが出来ます。
この資料館には今でもカーブがあってワインを熟成させています。
ひんやりとしたカーブが、ワインの健全な成長と熟成を約束するのです。
ゆっくりゆっくりワインは熟成し、ワイン文化もまた熟成していったのですね。
明日につづきます。
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