今日はニュイサンジョルジュのおすすめ生産者です。
有名な生産者。ドメーヌ・フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノーをおすすめします。
僕のワインの師匠の一人が“かれらのワインは大振りのグラスに注ぎ、少し電気を暗くして飲むと真価を発揮するんだよ”と以前教えてくれました。
実際そうしたんです。あるワイン会のときでしたが、確かに美味しい。
気品があって、気位が高くて、なかなか近づけない。そんな女性。でも、近づきたい。だからグラスを放せない。香りをかいでいたい。
薄暗い室内でろうそくの光に照らされる、グラスの美しいこと・・・。ふーっ。ため息が出ます。
一緒に飲んでいた仲間達もきゅうに静かになって、ワインに酔いしれていました。
その時は他の生産者のグランクリュをいくつも飲んでいたのに、レシュノーのワインが一番。今日はそのワインを紹介します。
でもその前に少しレシュノーについて勉強します。
インポーターさんの資料によればこうです。
父フェルナン――’86年死去――の時代にはほとんどネゴシアンに売り渡していたワインも、現在は2人の息子――兄のフィリップが耕作を担当し、弟のヴァンサンが醸造を受けもつ――によって全て元詰めされるようになった。9ヘクタールを数える地所は、1ヘクタール弱の白の区画を除くと、樹齢の平均はおよそ30年と安定していて、1級、村名畑がモレ、シャンボル、ヴォーヌ、ニュイ――広さは0.1ヘクタール弱だが、唯一の特級畑であり、ドメーヌで最も評価の高いクロ・ド・ラ・ロシュを含む――の村に点在している。
つくりは水準の高いワインを生み出すドメーヌが用いる手法とほぼ共通していて、すなわち、低収量に徹し、選果を十分に行ない、発酵前の低温浸漬、ピジャージュは決して欠かさず、また、濃縮度を高めるセニエも年によっては用いるという具合。
生まれるワインは色濃く、深みと凝縮度に優れ、後味の風味も長い、優良ブルゴーニュ赤の模範となるようなもので、前途は洋々。
うーん、とってもいいこと書いてありますね。確かに今のレシュノー人気を見るとその通りだなーという感じ。「神の雫」という漫画にも出たときがあって、その時はマルサネという村の彼らのワインが紹介されていました。パーカーも高く評価していて、これからもっとすごいドメーヌになるかもしれませんね。
ではワインを紹介します。

このワインを飲んだのはもう2年以上前なので、今飲むと僕はかなり熟成感があると思います。たぶん、今のほうが美味しいのかな?でも、まあそうはいってもあの時も美味しかったので、思い出しながらコメントします。
美しい色合いです。ろうそくの光に照らされてまばゆく輝くルビー色。決して薄い色合いではなく濃密な色合い、でも透明度はしっかりとあって・・・だから美しいのですね。
かぐわしい香りは赤い果実の香り、ざくろやクランベリー、そしてさくらんぼ。そこに薔薇のような花の香りと少し、血のような香りがあります。吸い寄せられるような香り。でも気品がある。これは高いミネラルから来るのでしょうか?きっとニュイサンジョルジュのテロワールですね。
甘い口当たり。繊細で優しく口に入ってくるのに、だんだんとしっかりと骨格を感じさせる舌触り、そしてまとまりをつけるしなやかな酸味。血や鉄、場合によっては火薬のような特有なミネラル感。余韻に向かっていくまでがとても見事。継ぎ目のないまとまりのあるワインです。
うーーん、美味しい。
僕はネットなどで書いてあるほど、2003年のワインは評価していないけど、きっとこのドメーヌのワインはもっともっと美味しくなるように思います。とても楽しみですね。
次回はやっとコート・ド・ボーヌにはいります。
ついにワイン会をします。今回のワイン会は“ワインを楽しむ会”です。
ワインの魅力はやっぱり“美味しいこと”です。もちろんこれがすべてではないけれど、僕もその“美味しさ”に魅入られてワインにはまりました。
でも美味しさというやつは人それぞれですから、絶対ということはありません。というわけで、とても難しいテーマですが、ここはあえて、突撃です。
“プロが教えるとっておきの美味しいワイン”
今回は僕がおすすめのワインを何本か、そして僕の尊敬する師匠や信頼している友人を含めワインのプロとして素晴らしい活躍をしている方、推薦のワインも紹介したいと思います。
美味しいワインとは何か?まずそこのお話からはじめて、一本ずつ楽しくそして丁寧に解説をさせていただいて、実際にテイスティングしていただきます。
日時は5月27日(日曜) 15時〜17時
場所 vin et cuisine A.k.
会費は4500円(テイスティング・プリント代込み)
お申し込みはメール、あるいは、お電話03(3795)0151でお願いします。
ワインに興味のある方なら初心者の方から、よく知っていらっしゃる方まで大歓迎です。
お申し込みお待ちしております。

近々あかしゃのホームページ(ブログかも)ができます。あかしゃ主人公の4コマ漫画があったり、あかしゃがワインの世界を楽しく語ったりします。ぜひお楽しみに。
さて、久しぶりの更新はワイン講義です。
コート・ド・ニュイ地区最後のアペラシオン、ニュイ・サン・ジョルジュ(以下ニュイ)です。
ニュイは非常に大きな地域ですね。村をはさんで北と南に畑が広がっており、同じアペラシオンといってもずいぶん性質が違ったりしています(プレモー・プリセ等の隣の村もニュイを名乗れます)。
ニュイを知ることは、ヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニーなどより後回しになることが多いのも、そんな理由、つまり広すぎるために際立った個性を把握することが難しいことにあるかもしれません。
ニュイにはグラン・クリュがひとつもありません。でもプルミエ・クリュはたくさんあって素晴らしいものがたくさんあります。
レ・ダモードやレ・サンジョルジュ、レ・カイユにヴォークラン。フェブレ社の単独所有畑クロ・ド・ラ・マレシャルなどなどです。
個性を書くのは非常に難しいとして、それをあえて書くと・・・。
若いワインは非常に頑強。つまりタンニンが強くとっつきにくい。味わいは濃厚だけど、芳香が出るまで時間がかかる。
しかしある程度まで飲み頃のものや若くても香りが開いているものを飲むと、硬さの中にある芳醇なやわらかさはなんとも妖艶で、薔薇やスミレの香るグラスから手を離せなくなる、そんな感じかな?
とっても蠱惑的なワインなのです。
明日はおすすめワインです。
先日さくらを見に行きました。馬事公苑というところで、なかなかに広い公園です。
この季節はあまりお天気がよくないので“花曇”という言葉があるそうですね。
しかし、それはそれ。さくらは本当に綺麗。本当に綺麗。
一年に一度この季節だけのお楽しみ。
日本人の幸せですね。

“さくらアップ”

“桜と白鳥”

“白鳥アーップ” むちゃくちゃかわいい子でした。