Archive for 2 月, 2007

26
2 月

コメントを下さる皆様へ

   Posted by: wine    in vin et cuisine  A.k.の話

 いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

 これからもいつものようにコツコツとブログを書いていきたい!と、こっそり誓いを立てる僕であります。

 で、そんなことをいいたいのではなくて、コメントを書いていただけると本当に嬉しくて、いつも何度も読んでしまいます。書いてくださった皆さん本当にありがとうございます。

 ところで、わがブログは一方で変な書き込み、つまり、機械を使っているのでしょうか、英文で良くわからない文面のものが100通とか書かれたりするので、すぐにコメントがのらない仕組みになっています。あれには本当に困るのです。ブログを書いてらっしゃる方は結構共通の悩みのようですね。

 というわけで、一度フィルターをとおして、コメントを載せさせていただいています。

  先日そのことでお客様から問い合わせをいただきまして、その件について今日は書かせていただきました。

 “書き込み大歓迎!!すぐにコメントが出ないのはシステムのせいでーす”という話でございます。

 

21
2 月

ソムリエの仕事〜試飲会〜

   Posted by: wine    in 日々のつれづれ

 今日は試飲会に行ってきました。ソペクサというフランスワイン振興会みたいなところがあって、そこが主催のアルザスワインとコート・デュ・ローヌをテーマにしたワイン会でした。

 試飲会に行くと大体100種類ぐらいはテイスティングします。最後のほうは疲れてきて、“もう、いらないよ〜、帰りたいよ〜”なんて気分になるので、最初のほうに注目しているブースに行くわけです。

 各ブースにインポーターというワインを輸入してくる人たちがいて、そこのおすすめワインがずらーっと並んでいます。さすがに今はお取引をさせていただいているところをはじめ、優良な会社を知っているので、ある程度試飲も効率的に出来ます。

 最初の頃は地獄でした・・・・・。

 “お酒がいっぱい飲めていいねー、しかも昼まっから、うらやましいなー。”そんなことをお客さまに言われるのですが、自分でコントロールできないうちの試飲会はなされるがままです。200とか下手すると300とか試飲するんですけど、いやな汗が出てきます。目の前が軽くかすみます・・・・。

 ・・・・。

 で、今日はとても楽しい試飲会でした。いいワインもいくつか見付かりましたし、やっぱりいいワインはいいワインでした。とっても美味しかったです。

 vin et cuisine A.k. にもいいワインが入ってくるでしょうし、普段のワインでいいワインも紹介しないとね。

 今日は、がんばりました。おやすみなさい。 

 ネゴシアン・ルロワ、ドメーヌ・ルロワそしてドメーヌ・ドーブネイ、そのすべてを統括。ブルゴーニュ最高のテイスティング能力を持つといわれる、唯一無二の存在、彼女こそがラルー・ビーズ・ルロワです。

 もし、彼女のワインに出会わなければ僕の人生は違ったものになっていたかもしれません。

 初めて飲んだのは某ディスカウントストアーで買った97のブルゴーニュ・ルージュでした。あの頃はワインの味なんて全然わからなかったし、テイスティングなんてまるで知りませんでした。一口飲んだときのあの違和感。

 ん???

 明らかに今まで飲んだものと違う味わい。口に広がる香りの美しさ。

 え、え、これは・・・

 もう一口含むと、さらに色々な香り、たくさんの美味しい味わい、舌が戸惑う初めての体験。テイスティング能力なんて、全然無く、表現する力も無い僕は、驚き、戸惑い、悶える。

 !!!!!

  涙、涙・・・。目の前にフワーッと表れた慈愛に満ちた優しい目をした、高貴な美しい女性。ただ、それを感じていました。

 当時僕は精神的に悩みの時期にいました。

“どう生きていけばいいのだろう・・・・”

そんなことばかり考えていました。

 ブルゴーニュ97は僕に一つの光を示しました。“あちらに向うのです。”僕の人生の方向性が少しだけ見えた瞬間でした。  

 

 僕はロバート・パーカーという評論家をとても尊敬していますが、ワインを飲むときには、特に彼の点数を気にしません。参考にはするけれど、それはどちらかというと彼のワインに対する点数の方ではなくてコメントの方です。パーカーは高級ワインしかテイスティングしないので、ルロワのワインをとっても高く評価していますが、AOCブルゴーニュのような安いワインに基本的に点数はつきません。(グランクリュのような高いルロワのワインは軒並み高得点ですが・・。)

 しかし、僕にとってあの当時2000円もしなかったルロワの97を越えるワインは存在しないのです。そして、それはすべてのワインを飲む人あるいはすべてのワインに起こりうる奇跡だと思います。

 まずワインを飲むときは自分の好き嫌いです。自分がどれだけ感動したかです。

 そして“どうしてこのワインはこんなにおいしいのだろう?”という思いはワインの知識の側面に自分を向わせるでしょう。

 また“あまり美味しいとは思わないけど、何でこんな味がするのだろう?”という問いが、そのワインの背後のストーリーを知りえた時に、そのワインをもう一度見直し、いいところを見つけ、よりワインを楽しむ感性を育てていくように思います。

 ソムリエになってわずか3年で、一生の目標だったマダム・ルロワとお話をすることがかなった時、僕は人生で何を得るかではなくて、何が出来るかに少しずつ気持ちが変わっていきました。ルロワさんは僕の人生の師であるかもしれません。

 さて、ルロワのクロ・ド・ヴージョです。かつては一番下の修道士の畑のみを所有していたので、ある意味テロワールを超えているというか、いかに彼女が凄いのかという言い方が評価の高さをうかがわせていました。つまり、修道院の畑という一番不利な条件にあっても、もっといい畑を持っている生産者のワインよりもはるかに美味しい。それはいかに作り手の腕が素晴らしいかということを示しているわけです。ただ最近は上部の畑も持っているのでもっと凄いことになっているといえるかもしれませんね。

 ではいよいよクロ・ド・ヴージョをテイスティングします。

 ドメーヌ・ルロワ クロ・ド・ヴージョ 2001 です。

 色合いは非常に濃い色合いです。とてもピノノワールとは思えない濃密な色、ダークルビーとでも言いたくなるような感じです。

 香りは華やかで、力強く、赤い実の果実が豪華にちりばめられています。さくらんぼ、ラズベリー、イチゴのフレッシュな感じとそれらがすべて入ったジャムが添えられているような様子。土壌に由来するのでしょうか?スパイスの香りが品良く、果実とあいまって高貴に香ります。新樽を使っているのに、樽の香りが浮き立ちません。バニラやシナモンが他のスパイスの香りと共存しています。

 味わいは、すべての香りが凝縮されて口の中で甘さと共に広がります。ボリュームのある酸がバランスを整え、ふくらみのある渋み、タンニンがワインのスケールの大きさを物語ります。

 本当に美味しいのです。スパイスに行き過ぎず、重くなりすぎず、果実にも片寄らず、見事な調和です。かつてクロ・ド・ヴージョこそがブルゴーニュの象徴であったことが良くわかります。

 今日はいっぱい書いてしまいました。

 次回はヴォーヌ・ロマネですね。まったくブルゴーニュはクライマックスの連続で疲れちゃいますね(笑)。

 また、読んでください。

IMG_1240.JPG

 マダムの本拠地オークセーデュレスのワインボトルです。ブートニエール、美味しかったー。

 

 

 

 パンパカパーン!久しぶりのワイン講座です。ぱちぱちぱち(拍手)。

 というわけで、ブルゴーニュ編。今日はブージョ村であります。

 ブージョと言えば“クロ・ド・ブージョ”です。クロ・ド・ヴージョは畑です。しかも特級畑。それがめちゃくちゃでかい!!ヴージョ村のなんと75% が特級畑です。

 もともとクロ・ド・ヴージョこそブルゴーニュを象徴する畑であり、歴史でありました。もともとブルゴーニュはキリスト教、シトー派の修道士たちが切り開いた土地であり、ワイン畑は儀式で使われるワインのためにどんどん開墾されていきました。

 修道士たちの仕事は超ハードです。当時の修道士たちの寿命は大変短かったようで、それは過酷な重労働、つまりワイン畑の開墾がその原因であったとも言われています。彼らは葡萄に適した土地を見つけるために土を口に含み最適地を探しました。葡萄の栽培、ワイン作りに非常な熱心さで取り組んだのです。

 クロ・ド・ブージョは50.6ヘクタールもある大きな畑ですが、修道士たちはそれを品質の面から3つに分類したといわれています。斜面の上段、中段、下段。上段が最も素晴らしいワインが生まれる畑と考え、教皇の畑、そして中段を王の畑、下段を修道士の畑としてそれぞれを格付けしたのです。

 テロワールという言葉をワイン講義の最初に勉強しましたが、クロ・ド・ヴージョこそはその際たるものなのです。

 しかし、現在およそクロ・ド・ヴージョは80以上の所有者により分割して所有され、品質はまちまちです。上段だからといって最高のワインとは限らないし、下段だからといってあまりよくないものともいえないのです。

 ソムリエ仲間に言わせると、“ブージョのワインぐらい、あてにならないものはない!”と言った感じで評判は今一。きっと分割所有の影響でグランクリュに値しないワインも混じってしまっているからですね。

 ただ、僕の中でブージョのワインは光っています。

 僕がワインを真剣に取り組んだ理由、ルロワ。マダム・ラルー・ビーズ・ルロワのワインがそこにはあるからです。

 次回はブージョのおすすめ生産者というよりもブルゴーニュ最高の生産者の紹介をしたいと思います。

9
2 月

パリでの思い出

   Posted by: wine    in 日々のつれづれ

 お久しぶりです。しばらくおさぼりしておりました。また、まじめにやりたいと思います。

 去年2週間ちょっとフランスに行ってました。夏は暑くて、ヒイーッという感じだったのですが、やっぱり湿度が少ない分、夜などは若干楽になりました。

 ちょうどお隣のドイツでワールドカップが開催されていて、ジダンの頭突きはフランスでも連日議論されていました。実況で、アナウンサーが“プルコワ!プルコワ!(どうして!どうして!)”と連呼していたことを良く覚えています。

 “ああ、フランス行きたい・・・・”今日はなんだかそんな気分です。

 旅はいいですね。思い返してみると、楽しかったときのことが目の前にポワーッと広がります。

 また、旅に行こう。

 今日はそんな一日でした。

 次回から、普段のおすすめワインやブルゴーニュについてなどいつもの話題を書きます。ではでは、お休みなさーい。

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 エッフェル塔です。いかにもパリです。