ムルソー 1級畑 グット・ドール
きょうはグットドールについてです。
グットドールは“黄金の雫”を意味するムルソーのちょうど真ん中あたりに位置するプルミエクリュで、
よく熟成し、素晴らしいワインを生み出します。
土壌は泥灰土が豊富なバス階の石灰岩土壌で、高低差のある丘陵の東北東の斜面にあります。
この日の僕のテイスティングコメントは
“硬く閉じてミネラリー、シャブリの様な硬さ・・
しかし果実味は十分でワインに厚みがあり・・・・
それにしてもミネラルに厚みがある。7つの中で一番厚みがある・・・”
こんなことが書いてあります。
シャルム同様ワインが閉じているのですね。
まだ飲み頃ではないようです。
テイスティングはブラインドで行われ、同一生産者のムルソーで2005年ということが明かされています。
実は、この生産者のグット・ドールとまったく同じものを何日か前に飲んでいます。
常連のお客様に飲ませていただいたのですが、その時も閉じ気味ではあったものの、
こんなシャブリの様な強烈なミネラル感は前面に出ず、むしろ豊満なスタイルが表れていました。
アラン・コシュ・ビザールのワインは実はとても繊細で、ちょっと移動するだけでずいぶん味が変化するようです。
この日もそのことが影響したのかもしれません。
でも、やはりこうやって比較することで初めてわかることなのかもしれません。
昔、エティエンヌ・ソゼのモンラッシェの2001を2006年に開けた時に
“うんともすんとも”言わない状態を体験しました。
デキャンタージュしようが、時間をおこうが何にもありません。
ただそこにあるだけのワイン。
そしてそのときの印象も・・・シャブリ・・・。
おそらくこのムルソーの比較が2004年だったらまったく違うでしょうし、2007でも違うでしょう。
これらの酒質の優しいビンテージでは、比較的早い段階から1erクリュは力を発揮していたかもしれません。
まったくもって、テロワールとワインの関係の奥深さを感じずにはいられません。
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