ワインの好みは人それぞれ。
どのワインが一番とか、どのワインが最も凄いとか、本当はそんなことは誰にも決められっこありません。
ただ、自分がどんなワインが好きか、どの国のワインが好きか、わかることは、
“ワイン大冒険”の取っ掛かり。
というわけで今日も行きます。国別ワインの特徴編。
ただし、あくまで軽い気持ちでお読みください。
スペインワインというと安くて美味しい!というイメージがあるようです。
リオハのワイン、リベラ・デル・ドウェロのワイン。
燦燦の太陽に照らされた果実味あふれるワインたち。
色も濃くて、味わいもしっかりしている。
スペインワインのお得感は非常に根強いようです。
でも、今書いたコメントは当然南フランスにも当てはまりますし、イタリアワインにも当てはまります。
問題はどこが違うのかです。
ルーツを考えれば、フィロキセラの時にボルドーからワイン技術がスペインに流れたように、
スペインワインの模範に、フランスがあることは間違いないのですが、
だからといってスペインワインはフランスワインのイミテーションではありません。
スペインが誇る貴品種“テンプラニーリョ”。
この品種のことを書けば、ブログ一回分かかっちゃうのですが、今日はテイスティングに焦点を当てます。
スペイン固有の素晴らしいワインを生み出すこの品種。
何故か、ブラインドテイスティングでピノ・ノワールと間違えることが多いのです。
色が濃く、ボルドーの影響を強く受けるスペインワインでどうして?と思うのですが、
最大の要因は酸味にあります。
ある人は、その酸味を“蟻酸”と表現しますが、
僕はあいにく“蟻酸”がわからないので、“うんうん、蟻酸ね!”とはいえません。
僕が言える事は、
その酸味は“葉っぱのようなグリーンな感じをどこかに要素として持つぎゅっとつまった酸味”
という表現です。
そして、この酸味がしっかりとしたタンニン、芳醇な果実味とあいまって、テンプラニーリョのワインはとてもジューシーな味わいになります。
そしてそんな味わいが時間がたち熟成して、ある程度落ち着いてくると、やわらかさをおびた凝縮感が出てくるのですが、
これって、果実味の強いピノ・ノワールのワインによく似たテイストなのです。
特に、DRCなんて、圧倒的果実味に支えられたワインですから、その構成はよく似ています。
もちろん、スペインワインがボルドーと似ていない!と言っているのではありません。
あくまで、似ていないはずのブルゴーニュに間違えることがあるといいたいわけです。
つまりスペインワインはボルドーをベースとしているのに、どこかブルゴーニュ的で、
いいとこ取りの感じがあるんです。
また、それがスペインワインを独特なものにしているようです。
ぼくは、だからスペインワインて人気があるんだと思いますし、今はテンプラニーリョに焦点を絞りましたが、
他のガルナッチャやモナストレルも同様なところが少しあります。
白については、最近はリアス・バイシャスのアルバリーニョ種のフルーティーで大きく力強い酸味を持ったワインも人気ですし、
ベルデホ種を樽熟させたコクのあるワインも美味しいです。
ベガ・シシリアやピングスなどの話を出せばもっと違った意見も出てきますし、
もっと深い話になりますが、
今日は、こんなところでザックリとまとめて終わりたいと思います。
スペインの誇るベガ・シシリア ウニコ 最高です。
うちのぴよこ、“タルナ君”と・・

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